追証(追加証拠金)とは、口座残高がマイナス(損失)になった場合に請求される追加入金のことです。
通常、XMはゼロカットを採用しており、追証が発生しても損失額をXMが負担するため、利用者が追証のリスクを負うことはありません。
※ただし、利用規約違反があった場合は例外です。
本記事では「XMで追証が発生する原因と対処法」について解説します。
XMで追証が発生する原因
XMでは口座維持率が20%を切るとロスカットが発生し、取引中のポジションが強制決済されます。
さらに口座維持率が0%(口座残高0)になった場合、ゼロカットにより取引中のポジションが強制決済されます。
通常、XMで追証が発生することはありません。
ただし、以下のケースにおいてゼロカットが機能せず、追証が発生することが稀にあります。
- 未決済ポジションを保有している
- 口座残高にクレジットが残っている
- システムエラーが発生した
- 規約違反をした
1つずつ見てみましょう。
①:未決済ポジションを保有している
ゼロカットは口座残高ではなく有効証拠金がマイナスになることで機能します。
そのため、複数の未決済ポジションを保有しており、トータルの損益がプラスになっている場合、ゼロカットは発生しないのでご注意ください。
②:口座残高クレジットが残っている
クレジット(ボーナス)は出金することはできませんが、取引に利用可能な有効証拠金としての役割があります。
XMのゼロカットは有効証拠金がマイナスになった時に発生する仕組みなので、有効証拠金の一部にクレジット(ボーナス)が残っている場合はゼロカットは機能しません。
③:システムエラーが発生した
急な為替変動によってゼロカットが正常に機能せずに追証が発生するケースがあります。
たとえば、重要な経済指標の発表がある時間帯などに口座維持率100%を切っている状態で含み損を抱えたポジションがある場合、ゼロカットが間に合わずに追証が発生するケースが稀にあるのでご注意ください。
④:規約違反をした
XMでは以下の取引をすると規約違反になります。
- 複数口座での両建て取引
- 他社口座を使った両建て取引
- 週明けの窓埋めのみを狙った取引
- 複数人のグループによる両建て取引
- 経済指標発表時のみを狙った取引
- 同一通貨の価格差を狙ったアービトラージ
- 接続遅延やレートエラー時の取引
規約違反が発覚した場合、ゼロカットは機能せず、発生した追証は利用者負担になります。
XMで追証が発生した時の対処法
規約違反があり追証が発生した場合、追証は利用者負担となり強制解約され、2度とXMで取引することはできません。
ただし、その他の理由により追証が発生した場合(口座残高がマイナスなっている場合)は、数時間~1日程度で口座残高が0にリセットされます。
つまり、XMで追証が発生しても時に何もしなくてOK!
なお、XMで複数口座を運用している場合は、口座間の資金移動により追証をリセットすることも可能です。
【注記】国内FXにはゼロカットがないため追証のリスクあり!
追証の有無だけを見れば、海外FXよりも国内FXで取引する方がはるかに危険です。なぜなら、国内FXにはゼロカットなく、常に追証リスクにさらされています。
よく「海外FXが危険」と言われる理由に、「海外FXは日本の金融庁のライセンスを取っていないから」ということが言われます。
これは事実。
とはいえ、XMは世界的にも取得が難しい金融ライセンスを取得して運営されているFX業者です。
XMが取得している金融ライセンス
- FSA(セーシェル共和国のライセンス)
- FSC(モーリシャス共和国のライセンス)
≫ XM(海外FX)はやばい?危険?と言われる理由を解説※金融ライセンスの有無について
では、なぜ日本の金融ライセンスを取得しないのでしょうか?
つまり、日本の金融庁のライセンスを取得した場合、ゼロカットが採用できず追証が発生した場合は利用者の負担(借金)となってしまいます。
XMは利用者に追証リスクを負わせないために、“あえて日本の金融ライセンスを取得していない”と考えられますね。
まとめ:XMはゼロカットがあるので追証リスクなし!ただし利用規約違反には要注意
追証(追加証拠金)とは、口座残高がマイナス(損失)になった場合に請求される追加入金のことです。
XMにはゼロカットを採用しているため、例えば追証が発生しても損失額をXMが負担してくれるため、利用者は追証リスクなく安心して取引することができます。
ただし、利用規約違反には要注意。
例えば、ゼロカットがあることを想定した場合、ハイレバレッジによる両建て取引によって不当な利益を得る取引ができてしまいます。しかし、両建て取引は利用規約で禁止されており、ゼロカットの対象になりません。
その他、利用規約違反が発覚した場合は口座凍結や強制解約のペナルティを受ける可能性もあり、2度とXMで取引できなくなるリスクもあります。
とはいえ、規約を遵守した取引をしている限り、利用規約違反となるケースは稀なので、ゼロカットによる恩恵を受けられることは間違いないでしょう。
つまり、XMでは追証のリスクはありません。